突然ですが、曖昧な言葉って便利ですよね。
「たくさんの人に購入いただいております!」
ってキャッチコピーの商品があったらどう思いますか?
「へぇ~そんなに大勢から人気あるなら良い商品なんだろうなあ。買ってみよ!」
って思う人もいるでしょう。
しかし、「たくさんって何人だよ!?」って思う人も」いるでしょう。
私も子供の頃に友達がマウンテンバイクを乗っているのを羨ましく思い、
親に「みんなマウンテンバイク乗っているから俺も欲しい」と言ったところ、「みんなって何人よ?」と言われ言葉が出なかった時があります。
曖昧な言葉は便利な反面で伝わりづらいこともありますので気をつけましょう、というのが今回の記事の主張です。
曖昧な言葉は使わずに具体的に伝えようぜ!!
これからAとB2つの文章を紹介しますが、どちらの方がイメージつきますか?
シチュエーションは面接をイメージして考えてみてください。
A.部活で後輩育成を頑張り、見事上位入賞しました。
B.万年最下位の部活で後輩育成を頑張り、見事16チーム中2位に入賞しました。
A.頑張ってダイエットして痩せました。
B.ダイエットして3ヶ月で10kg痩せました。
A.犬小屋を作るから道具を買ってきてくれる?
B.犬小屋を作るからトンカチと釘と板とペンキを買ってきてくれる?
いかがでしたでしょうか?
いずれもBの方がイメージ着きませんか?
なぜならBは質問しなくても理解できるからです。
一方Aは質問をしないとイメージできません。
部活で後輩育成を頑張り、見事上位入賞しました。
ダイエットして痩せました。
犬小屋を作るから道具買ってきてくれる?
いずれも赤文字で線を引いたところについて質問しないとわかりませんよね?
上位入賞は1位なのか?2位なのか?3位なのか?
痩せたのは何kgなのか?1kgと10kgだと全然違いますよね。
道具とは何なのか?そもそも1つかどうかもわかりません。
曖昧な言葉で面接に挑むことは避けましょう
曖昧な言葉ばかりを使われると面接官としては質問することに疲れます。初めの数回は緊張してうまく伝えられないのかと思いますので良いかもしれませんが、繰り返されるといい加減具体的に話してほしいと思うものです。
こちらが何度も質問をしているということは自分の回答が不十分ということに気が付くかどうかが採点ポイントになってきます。
それでも曖昧なままだと「この人は選考落とそう…」となりかねません。
実例
漫画喫茶で働いている友達がいまして、その友達に仕事内容を聞く機会がありました。その中でドリンクバーについて聞いた話を紹介します。
その漫画喫茶では使い捨てコップではなくファミレスのようなグラスを提供しているそうですが、使用したカップを数時間ごとに回収してまとめて洗っています。
その作業マニュアルにはこのように書かれていました。
・流れ
①カップを下げる
②保管場所に整理する
③まとめて洗う
しかし、人によって作業にバラつきが生じており、仕事のできるベテランスタッフとマニュアル通りに作業を行う人で成果にもバラつきがあったそうです。
・ベテランの流れ
①カップを下げる
②中身を捨てて、ゆすぐ
③保管場所に整理する
④まとめて洗う
友達は改めて指示は具体的に出さないとバラつきが生じてしまうことを実感したそうです。
余談ですが、友達はマニュアルをベテランの流れの方に改善し、今ではベテランも新人も同じ成果を生み出せるようになったとのことです。
