企業の選考の流れは一般的にこのような感じです。
①書類選考(ESや履歴書)
②一次面接(人事部や採用担当者)
③二次面接(人事部長クラスや配属予定の部署の責任者)
④最終面接(役員や社長)
「結局は役員や社長が決めるんだから始めから最終面接させろ~」
鼻息荒く意気込む方もいるかもしれませんが、応募者が多すぎるので最終面接までに絞り込まれるのは当然です。
ざっくりですが選考を受ける人数はこのように絞られていきます。

説明会に参加した人が100人>書類選考に進む人が80人>一次面接に進む人が60人>二次面接に進んだ人が40人>最終面接に進んだ人が20人>内定を獲得した人が5人
※あくまでも一例ですのでこの限りではありません。
内定にダイレクトにつながる最終面接が重要なことは言うまでもありませんが、入り口である書類選考もとても大切なのです。
しかし、一番競争率の高い書類選考がとてもつまづきやすいことも事実です。
今回の記事は、その書類選考に関するお役立ち記事となります。
目次
書類選考の悩み
- 何を書いたら良いのかわからない
- どんなところを重視しているのかわからない
- 応募書類を書くことが面倒
今回は3番目の応募書類を書くことが面倒なことについての解決策をお伝えします。
第一志望の企業の書類選考を突破して面接を通過して内定をもらえたらベストですが、全員がそんな上手いこといきません。なのでたくさんの企業の選考を受けることになりますが、たくさんの企業に応募書類を送ることはとても大変ですよね?
今回は素早く書き上げるテクニックをお伝えしますので、短い時間でたくさんの企業に応募できるようになっていただけると幸いです。
今回の記事はPCで作成することにフォーカスしています。手書きのESは対象外となりますのでご了承ください。
ショートカットキー
見出しに答えが出ちゃっていますね!!
そうです、ショートカットキーを覚えることが書き上げるスピードを上げるテクニックなのです。
某コンサルティング会社では、内定~入社までにExcelをマウスなしで操作できるようになることが宿題だそうです。
コンサルタントの仕事はお客様の問題解決をするために頭を動かす仕事なので、パソコン操作の手を動かすことに時間をかけることはもったいないという考えだそうです。
めっちゃ納得できる理論ですね。
こちらのコンサルティング会社ほどのスキルを就活中の学生さんが持つ必要はありませんが、基本的なショートカットキーは覚えておいて損はありません。
一つずつ自分のものにしていきましょう!!
コピー
Ctrl+C(コピー)
何回も繰り返し出てくる単語(ワード)があればその都度入力するのではなく、コピーしておけば楽ですよね??そんな時に役立ちます。
操作方法は「Ctrl」キーを押しながら「C」を押してください。タイミングを合わせて同時に押すことではありません。
カット(切り取り)
Ctrl+X(カット)
入力した単語の綴りは間違っていないけど、入力する場所を間違えた時に役立ちます。
例えば、「私はサッカーが好きだ。」と入力したいのに「サッカーが好きだ。私は」と入力してしまった場合には、「私は」をマウスでドラッグするなり「Shift」+「矢印」で選択してCtrl+Xをすれば「私は」が消えた状態で貼り付けできる状態になります。
ペースト(貼り付け)
Ctrl+V(ペースト)
コピーなりカットしたものを貼り付けたいときに役立ちます。
「サッカーが好きだ。私は」の「私は」をカットした状態では「サッカーが好きだ。」になりますので、サッカーの前にペーストしてあげると「私はサッカーが好きだ。」となります。
ちなみにコピペという言葉はコピー&ペーストの略です。
全選択
Ctrl+A(全て選択)
文章全体をコピーしたいなあという時に役立ちます。
全部の文字を選択した状態となりますので、一括でコピーや削除したい時に使ってみましょう。
1つ前の作業に戻る
Ctrl+Z(1つ前の作業に戻る)
ショートカットキーは便利な反面、使い方を間違えると努力が水の泡になってしまうことがあります。
せっかく時間をかけて書き上げたESを誤って全選択して消してしまった場合には、直後であれば復活させることができます。
それがCtrl+Zです。
よくある場面としては単語を打ち間違えた時に使います。
ファイルを閉じた場合などには効かなくなりますので、ミスったら余計なことは考えないで焦らずにすぐに復活させましょう。
1つ先の作業に進む
Ctrl+Y(1つ先の作業に進む)
Ctrl+Zの逆バージョンです。
ミスったと思って復活させたものがやっぱり違うなという場合に役立ちます。
ページ内で検索をする
Ctrl+F(画面内検索)
「さっき良い表現で書けたなあ。でもどこで書いたっけ??」といった場面で役立ちます。
表示されている画面内で任意の単語を探し出してくれるショートカットキーです。
自分で書いている文章もそうですが、調べ物をしている時にも使えますので検索画面で使うことが個人的には多いです。
保存する
Ctrl+S
WordやExcelの左上にある(下図の赤枠)ディスクのようなアイコンで保存することができます。ただ、毎回マウスを上に持っていくのが面倒な場合にはこのショートカットキーが役立ちます。

印刷する
Ctrl+P
選考書類をプリントアウトする時に毎回プリンターのアイコンを選択するのが面倒なのでその時に役立ちます。
ショートカットキーを押したらすぐにプリントアウトされるわけではなく、枚数やカラーなど諸々の設定画面に移りますので安心してください。
入力文字をひらがなに変換
F6
ひらがなで表現する方が良かったのに漢字変換の癖でついスペースキーを押して漢字にしてしまうことがあります。ひらがなに戻すためにスペースキーでひらがなを探すこともできますが、時間がかかります。
そんな時はF6キーを1回押せばひらがなに変換されます。
例:「き」をひらがなで表現したいのにスペースキーで変換してしまった場合は50以上の漢字が候補に上がるので探すのに時間がかかります。
入力文字をカタカナに変換
F7
F6キーと似ています。ひらがなではなくカタカナに1回で変換することができます。
入力文字を半角カタカナに変換
F8
カタカナを半角で表現したい場合にはF7ではなくF8キーを押してください。
※半角カタカナとはこちらです。 → カタカナ
入力文字を全角英数字に変換
F9
英数字を全角で表現したい場合にはF9キーを押してください。
※全角英数字とはこちらです。 → TEST1234
入力文字を半角英数に変換
F10
英数字を半角で表現したい場合にはF10キーを押してください。
※半角英数字とはこちらです。 → TEST1234
辞書登録
「●●大学●●学部●●学科」
という文章を毎回入力することって面倒ではありませんか?
そんな時に役に立つのが辞書登録です。
一言で言うと頭文字を入れるだけで大学名から学科まで一発で入力できるのです。
設定方法は下記をご覧ください。
設定方法
※この設定方法はWindows10での方法です。他のPCでの設定は「単語の登録 mac」などで探してください。
デスクトップ右下のバー(タスクバー)の「あ」または「A」にカーソルを合わせて右クリックを押します。メニューが表示されるので「単語の登録(O)」を押してください。

表示させたい単語を「単語(D):」に入力
フラグとなる文字を「よみ(R):」に入力し、下部の「登録」ボタンを押すと完了です。

下部の「ユーザー辞書ツール(I)」を押した先の画面で下記のように表示されていると、「て」と入力すれば、「テストメッセージ」と変換することができます。

おススメの登録する単語
「御社」「私は」「自分の大学名」「サークルに関する単語(フットサル、野球、テニス)」「アルバイト」「希望する職種」
その他にもよく使いそうな単語については登録をしておきましょう。
さいごに
今回の記事は素早く書き上げられるようになることが目的です。パソコン操作が上達することが目的ではありませんので全部をマスターする必要はありません。
最低限覚えていただきたいのはコピー、カット(切り取り)、ペースト(貼り付け)の3つです。
企業によって採用基準が異なるのでエントリーシートの内容が異なります。すべてをコピーして使いまわすということはできませんが、学生時代取り組んだことや自分の強みなどのほとんどの項目は同じです。
エントリーシートに合わせて内容をカスタムする必要はありますが、このショートカットキーを使いこなすことで作成時間が短縮できますので、ぜひ取り組んでみてください。
