学生の皆さんは資格の重要性がどれほどなのか?面接官はどれほど重視しているかをわかりづらいと思います。
かく言う私のところにもよくこんな質問をいただきます。
「就活に資格があると有利ですか?」
本記事では資格の効果や重要性、こんな資格はおススメだぞ!ってことをお伝えします。
資格を取った方が良いか問題の答え
資格が必要がどうか?
その仕事に必要な資格ならば取った方が良い。必要ないなら取っていなくても問題ない。
なぜなら、その仕事に関係のない資格だったら持っていても持っていなくてもどうでもいいからです。
例えば、料理人の仕事に建築の資格が有効でしょうか?
システムエンジニアの仕事に大型バイクの免許は有効でしょうか?
どちらも有効とは思えません。料理を作ることに建築の資格が必ず必要ではありません。それよりも調理師免許の方が必要です。
白バイ隊員になるならまだしも、システムエンジニアの仕事に大型バイクの免許は必ず必要ではありません。
なぜなら建築の資格もバイクの資格がなくてもその仕事はできるからです。
取るべき理由があるなら取ることをお勧めします。ただし、資格を取得することすべてが悪かったり意味がないわけではありません。
資格取得を有効活用する場面
一つはその仕事に必ず必要なときやその仕事にプラスとなる資格なら就活に有利にはたらくでしょう。
例えば、オリンピックや日本の魅力が広まっていることから外国人観光客が観光地を中心に大勢いらっしゃっています。
そのため、外国人観光客も相手にする仕事の場合にはTOEICの資格が有効なので面接官の好感度も上がるでしょう。
もう一つは、その資格について聞かれた時に良いリアクション(反応)ができる場合です。
例えば面接官の質問で、「なぜその資格を取ったのですか?」と聞かれた場合に、「なんとなく…」と答えたらどう思いますか?
では、こんな答えならどうでしょうか?
「〇〇の場面で活かせると思ったからです。資格取得までは〇〇時間を勉強に費やしました。無事に資格を取得できた時に嬉しさと自分の長所は〇〇であるということをわかった良い経験でした。」
つまりその資格について質問をされた時に話が広がったり、自分の長所を絡めてPRをする材料、トリガーとなるのです!
面接官は資格に関する質問をするときにこんなことを考えています。
資格の有無だけではなく、話が盛り上がったり自然と他の要素と絡めて相手に納得してもらうこと、理解してもらう力を測る質問でもある。
資格になぜ囚われるか?
・履歴書の資格の欄が白いと不安になる
・資格がある=実力や努力したことを認められる(と思っている)
資格って本当に必要?
資格を持っていないと法律的にOUTなので仕事によっては必要です。
ですが、実績の方が大事なのです。
極端な話ですが自分の大切な人が病気にかかった時、この世にお医者さんが2人しかいないとしたらどちらにお願いしたいですか?
A.手術経験1回の新米医師
B.百戦錬磨のブラックジャック
無免許ではあるものの、唯一無二の神業ともいえるテクニックにより世界中に名を知られる、天才外科医ブラック・ジャックを主人公に、「医療と生命」をテーマにそれぞれ据えた医療漫画である。
Wikipediaより引用
ドライブに行くならどちらに運転を任せたいですか?
A.免許取得後10年間運転していないペーパードライバー
B.無免許だけど10年間無事故のドライバー
どちらもBではないでしょうか?
資格がなくてもその仕事をできる人に任せたいと思うものです。それはプロには結果を求めるからです。
任せられた人は仕事が舞い込み、必要とされます。
資格の目的
仕事に必要な資格は取りましょう。
資格の目的はその資格をよりプロフェッショナルに行うためです。知識や技術の取得やお客様に与える安心感のためです。
決して資格を取ることを目的としないように気を付けてください。せっかく資格を取っても活かすことができなければ宝の持ち腐れとなってしまいます。
※本記事では極端な例を取り上げました。法律的にOUTな仕事は資格を取ってから行いましょうね。
